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「世界と遊ぶ」未経験文系エンジニア/KAI-YOU開発部リードエンジニア・キャベツこうべ

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KAI-YOU BLOGをご覧いただきありがとうございます。

KAI-YOUでは、新しいことにチャレンジしたいエンジニア、デザイナーを募集しています。Webメディアならではの、カルチャーやコンテンツからの刺激を受けられる会社で一緒に働いてみませんか?

今回は、当社でリードエンジニアとして働いているキャベツこうべこと、神戸恵介(以下、神戸)さんにWebメディアで働くエンジニアってどんなことしてるの? どんな経験を得て今KAI-YOUで働いているの? と、仕事の話から素朴な疑問まで、社内インタビューをしてみました。

KAI-YOUで働いてみたい!KAI-YOUの社員ってどんな人がいるんだろう?疑問や働いてみたい気持ちを持っている、そんな方に興味を持っていただけたら嬉しいです!

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キャベツこうべ

インタビュー:おとね ゲスト:キャベツこうべ

遊び心を大切に便利なツールを実装

──よろしくお願いします!KAI-YOU執行役員であり開発部リーダーのキャベツこうべさんは、リードエンジニアとしてどんな業務をしているんですか?

神戸 基本的に「KAI-YOU.net」というWebメディアの新規実装だったり、改善点を見つけてより良くしたり、日夜頑張っております…!受託案件として企業やキャンペーン用のWebサイトを作ったりもしてます。

──なるほど。ちなみに神戸さんってKAI-YOUに入って何年目ですか?

神戸 5年目ですね。

──うおー長いですね!5年間、開発部で働いてみてKAI-YOUの良いところはなんだと感じていますか?

神戸 経営陣との距離が近いから、やりたいことをすぐ決定できたりもするし、新しいことを提案して「面白いな」って思ってくれたら実現できる感じが良い。POPisHereだってみんなで面白いねってなってすぐ周りが動いて実現したし。あとは他の会社と比べて、開発部主導で動けるから、Slackの導入も結構早かった気がするんだよね。

──僕もKAI-YOUに入って初めてSlackというツールを使いました。

神戸 そうだよね。学生で使うことはあんまりないと思う(笑)。あとは、「遊び」は許してくれるよね。他の会社もやってるかもだけどSlackのbotのアイコンが全部新見(編集長)だったりするじゃないですか。割とエンジニアって堅苦しいイメージを持つ人も多いかなと思うんですけど、やっぱりファジーというかそういう「遊び心」を大事にしてくれている。

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Slackスクリーンショット

──確かに良い所だと思います!Slackの導入が早い方だったってことなんですけど、具体的にいつでしたか?

神戸 2014年くらいかな。

──新しいツールを入れるって基本的に大変な事じゃないですか。メンバーの意識や仕組みを変えたりとか…大変なことがあっても積極的に取り入れる姿勢なんですか?

神戸 元々Skypeでやってたんだけど、その運用に不満が溜まってきてて、どうするか〜って感じになってたので。

──誰が見つけてきたんですか?

神戸 その時いたインターンの子が見つけてきて、ちょっと触ってみたら、すごいエンジニアライクなチャットツールだなと思って。チャンネル作ったりとかも開発部メインですね。

──インターンの人が見つけてきたものをちゃんと見て良いと思ったら取り入れるっていう流れがあるのは自由度がありますね。

神戸 うん、それはパパッと出来るかなとは。

──KAI-YOU.netを運営していく上で使っている機材とかよく使うツールを紹介していただけたらなと…

神戸 もちろんさっき言ったSlackは常に起動しているのと、タスク管理にはTrelloを使ってます。個人でよく使ってるなって思うのはMacのアプリでBetterTouchToolっていうのがあって、それは本当に便利!割とみんなに入れて欲しいなと思ってる。

──どういう機能があるんですか?

神戸 トラックパットのジェスチャーを拡張できるソフトなんだけど、簡単に言えば、4本指で右に動かすと新しいタブが開いたり、5本指でタップするとまた違うアクションが起こせたり。それも全部、自分が使いやすいようにコントロールできて、アプリ毎に設定できるのが便利。まじでオススメです。

──なるほど!便利ですね。今後、KAI-YOU.netを運営していく上で、実装したいと思っているサービスや機能などありますか?

神戸 今だとユーザーが使える機能は伸ばしたいですね。KAI-YOU.netは会員登録してログイン出来る事を知らない人も多いと思うので、そこは周知して、使ってもらいたいなって思ってる。全体がそうなのかわからないけど、海外のメディアは結構ログインさせてる気がするんだよね。ユーザーとメディアとの距離が近いのかな?ユーザー登録にも限らないんだけど、距離の近しい感じがあって。ユーザーフレンドリーというか……

──メディアが触れ合いの場になってる?

神戸 んー、そんなような気はするんだけど。やっぱそうするためには、ユーザー周りの機能の強化が大事だと思う。

──それが現状の課題ですか?

神戸 課題でもあるし、伸ばしていきたところかな。現状でいうと、開発部メンバーの個々の技術の向上っていうのは、いつでも意識してますね。

相乗的に問題解決すればより良いものになる

──インターネットに興味を持った出来事とかきっかけなどありますか?

神戸 すげー昔だと幼稚園の頃、友達の家にパソコンがあってソリティアをやらせてもらったのが記憶に残ってて(笑)。

──パソコンに入ってるやつですね!(笑)

神戸 そうそう、そこで初めてパソコンというものに触れました。そのあと、親は全然インターネットとか好きじゃないのに何でかわかんないけど小3の時くらいに、我が家に早い段階でパソコンが導入されて。僕の記憶だと『デジモン』についてめっちゃ検索してました。その辺がインターネットの触りでしたね。あとは、やっぱゲームが多かったかな。うちは兄がいて、スーパーファミコンとかプレステのテレビは兄がよく使ってたから、そうすると僕はパソコンでフリーウェア(無料のゲーム)で遊んでた。

──遊びがインターネットだったんですね、現代っ子っぽいですね。

神戸 おとね君は全く知らないと思うけど、テレホタイムってのがあって、夜23時以降だとインターネットの接続が安い。

──え、そんなのあったんだ!

神戸 今、家だとインターネットをやるのにお金かかるってイメージあんまないじゃん。昔は電話と同じだったから、やればやるほどお金かかるみたいな感じでした。まあ古い話は置いておきましょうか(笑)。遊びの一環でネットの触りだけは覚えたって感じですね。

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キャベツこうべ

──エンジニアって理系みたいなイメージがあるけど、話してみて神戸さんってすごい文系っぽい人だなと思いました。

神戸 それは本当にそうで、僕は文学部哲学科出身なのでド文系ですね(笑)

──なるほど、それで今KAI-YOUのリードエンジニアを務めてるのはすごいですね。

神戸 頑張ってはいます…!

──リスペクトです。ちなみに卒業論文のテーマは?

神戸 『封神演義』が大好きでそのまま中国古代小説に入って、中国古代にも哲学があるから東洋哲学を学ぼうと思ったけど、うちの学校には仏教しかなくて。仕方ないけど、全然興味のない西洋哲学と中国古代の老荘思想をくっつけて論文を書いた(笑)

──バリバリ文系(笑)

神戸 「両方の思想の共通点とは何か」みたいな感じで書いたりしました。

──面白い!ハイブリッドですね、見てみたい。リードエンジニアとして編集部との関わり合いで意識していることはありますか?

神戸 それこそ、うちは距離が近い。これだけバタバタ色んなものを変えてるメディアってそこまでないと思うんだよね。良いことかはわからないんだけど、KAI-YOUは体制というよりメディア自体を変えてると思うんだよね。それって何でかっていうと、編集部との距離が近いっていうのが結構大きいなって思っていて、編集部がこういう風に記事を見せたいからこうしましょう!とか。雰囲気的にも言いやすいいんじゃないかなと思ってます。常に変化していっているのは、距離感が良いからなんじゃないかな。

──日々使いやすいいようにしてくれてるんですね。記事を読んでもらうためにどんな工夫が今後できそうでしょう?

神戸 個人的に気になっている技術は、漫画ビューワーですね。それこそKAI-YOUで「BIBLIOMANIA」っていう漫画が連載しているんだけど、どうしてもまだ他の記事と掲載形式が同じで、もっと読みやすくできるかなと。

──あ、確かに。

神戸 僕は漫画が好きっていうのもあって(笑)、漫画ビューワーがしっかりすれば新しい可能性も出てくるかな。デザイン面もそうだし、それぞれのコンテンツの魅力を最大限生かせる様な実装はやっていきたいかな。

──そうなると編集部の記事も書きやすくなっていきますね。

神戸 開発部全体の意識として、求められたものに対して応えられるようにしてます。でもこれからは逆に自分たちで、率先して問題解決していけば相乗的に良くなって行くんじゃないかなと。エンジニア目線で見たらもっと無駄を省ける気がするし、無駄なものに対して仕組みだったり自動化とかを導入すれば、より効率的になったり。

──開発部からの提案もこれからは率先して取り入れて行くんですね!

神戸 そうですね。ここ最近までは直近の仕事が立て込んでいて、新しい事が出来ていなったので、最初に言った「遊び心」を忘れずにどんどん楽しい事をしていきたいですね。

コミュニケーションの中で生まれていく提案

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キャベツこうべ
──ここまでの質問を踏まえた上で、今度どのような人材をKAI-YOUのエンジニアに求めていきたいですか?

神戸 基本的にはKAI-YOUは好きであってほしいなと思う。もちろんKAI-YOU.netで扱っているネタとかも間接的に好きになってほしい。結構扱っている範囲も広いから、多分KAI-YOUに興味を持ってくれる人って、元々趣味思考が広い方だと思う。

自分の考えに固執しないで幅広く物事を見れる人だとか、結構色んな所に高めにアンテナを張ってて、ピンときたものに対しては調べて見たりとか。開発まわりだったら完璧に出来なくても良いから実装してみたり出来る人。あと、自分の意見を言える人かな。

──現状の開発部は5人で回していると思いますが、新しく入ってくる人には具体的にどのような仕事を任せたいですか?

神戸 基本的にはKAI-YOU.netの開発周りは見てもらうつもりです。今意識していこうかなと思っているのは、仕事のやり方としてもチーム全体として納得感のある仕事をやっていきたいなと思っています。

上から降ってきた仕事をこなすだけだと、やっぱり自分のやってる作業がどういう風に繋がってるのか分からないんじゃないかな〜って。それって結構続けて行くとしんどくなってくる気がしてて、自分のやったことがどのように作用するかとか、どうしてそのタスクが振られたかを理解できるように、開発部の会議のやり方も変えたりしています。

──今メディアってすごい数が増えたじゃないですか、KAI-YOUエンジニアならではの良い面ってありますか?

神戸 さっき言った通り編集部との距離感もレスポンシブだったりスピード感っていうのは他と違うんじゃないかなと。ただ作るだけならメディアを作るって技術的に高度なものではなくて、自分の持っている技術をメディアで活かしていくためには、発想力だとか寄り添う力というか、要望を踏まえた上での噛み砕ける能力ってうちだと強くなるんじゃないかな。

──技術ファーストで作っていくというよりもコミュニケーションの中で何かが生まれていくみたいなダイナミックさがありますよね。

神戸 そう。技術があったらそれを使って何ができるかっていう提案もできると思うんですよね、KAI-YOUだと。うちは面白い考え方をする人って多いんですよ、だから全然関係ない技術があってもそれは他の面で活かせる可能性もあるし面白いと思う。

──自発的であればあるほどやらされ仕事は少ないですよね、きっと(笑)

神戸 それはあると思います(笑)。だから仕事の納得感もそうなんだけど、自分でやりたいって言えば受け入れてくれる。

「気付き」を与えられるリーダーに

──神戸さんがKAI-YOUに入って印象に残っているプロジェクトはなんですか?

神戸 そりゃもう「KAI-YOU.net」ですよ(笑)。なんせ入って3日目でやれって言われたプロジェクトだし、リリースのタイミングも池袋のオフィス移転パーティーの日なんですよ。本当はその3日前くらいにリリースする予定だったけど伸びちゃって。だったらいっその事、移転パーティーと同時にやろうよって話になって。みんなパーティーの準備しているんだけど僕は最後の調整をしたり。で、リリースした瞬間に落ちるっていう…(笑)やっぱり印象に残ってますね。

──すごい裏話ですね(笑)

神戸 インフラとデザインは外部に頼んでたんですけど、やっぱりリリースした当初はそれ以外のサーバーサイドからHTMLCSSJSPHP書いたコードは全部僕だから、本当にほぼ1人で作ったんですよね。そりゃ印象深いでしょ(笑)

──作ったのは1人だったんですね…新しく入って来た人たちに、自分の作ったものを教える時ってやっぱ難しかったですか?

神戸 難しいっていうよりやっぱり僕が書いたものが別に素晴らしいものだっていうのは、1回も思った事なくて。自分が書いたものが絶対ではないと思うのは重要だなとも思ってるので。他の人の意見も尊重しながら教えていきましたね。

──開発部リーダーの神戸さん自身のこれからの目標を聞きたいです!

神戸 個人としては、自分のプロジェクトみたいなものを発信出来ていないので、久しぶりに何か作ってみようかなって。やっぱ新しい事が出来ていないから、挑戦していきたいです。

──個人の活動ですね。

神戸 そうそう、ちょいちょい考えてます。

──個人でどういうものを作っていたんですか?

神戸 Webサイトは何個か作っていたし、中途半端になってたのもあるから、時間があったらまたやりたいかな。

──なるほど。開発部チームとしての目標は何ですか?

神戸 1人で1つのWebサービスを作れるぐらい、個々にスキルを上げていったら良いかな。独立というか、「独立心」を持って欲しい。

──どんどん個人でやってほしいという事ですか?

神戸 っていうよりも、個人でやるならどうするかっていうのを考えてほしいかな?そこも積極性だったりとか、責任を持って「自分だからこうした」みたいのが出たら面白いなって。思ったのに出来ないっていうのがあったらよくないのかな。そしてチームとしての力も付けていきたい。

──リーダーとして心がけている事とかありますか?

神戸 うーん、割と思ってるのは「気付き」をちゃんと与えられるようになりたいなと思ってて。ぶっちゃけ、僕らが働き出す20歳そこそこぐらいから以降って、人に言われて変わるなんてことってそんなに無いんじゃないないかなって思ってるんですよ。そこはもう自分で気付いて自分で変わるしかないのかなと。

上から何か言って直させるんじゃなくて、自分や周りから働きかけて気付いて変わってもらえるように、かな。時には言う時もあるけど、何でこうなってるのかちゃんと理解してもらえるように言うのを心がけているかな。

──きっかけを与える存在ですね。

神戸 そうですね。っていうのが理想ではあるのかなと。

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──そのスタンスが今のKAI-YOUの社内の雰囲気にも繋がっていると思います。最後に、開発部にとってPOPとは何ですか?

神戸 POPって人それぞれだなって考えなんだけど、開発部としてはいろんなアプローチができる。「世界と遊ぶ」ってすごい良い言葉だなと思ってて、「世界と遊ぶ」にいちばん近いのって簡単に言うとインターネットじゃん。

──確かに…

神戸 社内でいちばんインターネットに近いのって開発部だなと。世界とPOPに遊びやすくしてるのはエンジニアリングの力だと思っています。

──有難うございました!!



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キャベツこうべ
Twitter@cabbagekobe



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