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10月29日(土)大塚英志×橋爪大三郎特別対談「震災後を語る――擬似

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池尻大橋のソーシャルTV局「2.5D」にて、10月29日(土)20時から、マンガ原作者/批評家の大塚英志さん、社会学者/世界文明センター副センター長の橋爪大三郎さんをお招きし、特別対談「震災後を語る──擬似的戦後の思想/文学」を行います。会場でのご観覧かUst配信にてご視聴ください。
2.5Dの告知予約ページ


KAI-YOU presents
特別対談「震災後を語る――擬似的戦後の思想/文学」

日時 : 10月29日(土) OPEN 19:30 / START 20:00
登壇 : 大塚英志×橋爪大三郎
司会 : 武田俊(KAI-YOU)
観覧料: ¥1,500(ドリンク別)
リンク: http://2-5-d.jp/schedule/20111029/
予約 : http://2-5-d.jp/schedule/20111029/#reserve-form

今年3月に日本を襲った東日本大震災は、震災前の日本と、震災後の日本を大きく隔ててしまった。震災直後から多くの人が、それを言語化しようと試みた。震災発生以降、その断絶を経た変化は、あらゆる局面に様々なレベルで表れている──しかし、本当に「震災ですべてが変わった」のだろうか? 事実、特に被災地に直接の関連がある人々の生活は一変した。政権が交代し、経済もそれまでの不景気を深刻に悪化させ、財政が破綻しつつある現状は、日本に住む誰であろうと無関係ではない。それは変化に違いないが、しかし首都圏や被災地以外の地域は一見平穏を取り戻し、一時的に止まっていた流通機能も回復した。多くの人にとっては、これまで通りの日常の風景や生活、いわば日常感覚が戻ってきているとも言える。
では、震災は、思想や文学を変えたのだろうか? 乱暴にも思えるかもしれないが、「震災で“変わって”しまう思想や文学があるとすれば、それはどれほどのものなのか?」──こう問いかけることもできる。
歴史の転換点として語られる震災を経た現在は、戦後の日本と相似であるとも言える。「疑似的な戦後」としての「震災後」を考えること──現代の言論が取り組むべき課題に向き合う特別対談。

※公開収録形式のため、人数限定となります。確実な入場をご希望の方は下記から事前予約をお願い致します(予約状況により当日チケットを発行する場合もあります)。

大塚英志
1958年、東京生まれ。筑波大学人文学類卒業。マンガ原作者・批評家。神戸芸術工科大学まんが表現学科教授・東京藝術大学大学院映像研究科兼任講師。マンガ原作としては『多重人格探偵サイコ』『黒鷺死体宅配便』『木島日記』、批評家としては『サブカルチャー文学論』『公民の民俗学』がある。ノルウェーのテロと大江健三郎『セブンティーン』をモチーフとした批評を準備中。
http://www.kobe-du.ac.jp/gsdr/gsdr/teacher/otsuka.html

橋爪大三郎
1948年、神奈川県生まれ。東京大学文学部社会学科卒業。社会学者。東京工業大学教授。世界文明センター副センター長。性/言語/権力を3つの説明原理とする「〈言語〉派社会学」の構想を発表した。『現代思想はいま何を考えればよいのか』『自分を活かす思想・社会を生きる思想』など著書多数。また、宗教社会学の分野でも積極的に著書を発表する。近著に大澤真幸氏との共著『ふしぎなキリスト教』がある。
http://www.valdes.titech.ac.jp/~hashizm/text/


元の記事: http://kai-you.net/news/870