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アイドルは神主、舞台は神社 ジャニーズJr.との「応援の交換」|KAI-YOU magazine vol.94

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※この記事は2016年2月27日に配信されたメルマガ「KAI-YOU Magazine」をブログ用に編集したものです

いつもKAI-YOU.netをご利用頂きありがとうございます。ななみんです

いきなりですが、私、実は2月中をもってKAI-YOUを卒業します! KAI-YOUでは記事書いたり、乙女系VR体験した動画2chで叩かれたり!www

それからラフォーレ原宿に出した期間限定ショップで働いたり、オフィスハッカーとして世の均衡を保つべく暗躍してみたり(あ、これつまりただの総務ね!)楽しいこといっぱいでした\\\٩( ‘ω’ )و ////

そんな感じで約1年間楽しく過ごして来ましたが、4月からは出版社で働くことに相成りました〜〜〜!今まで私の記事、ブログやメルマガにお付き合いいただいて本当にありがとうございました

「映画/ドラマ」にはない「舞台」の魅力

最後に、私が好きな「舞台」についてもお話ししようと思います(長いけどちゃんとKAI-YOUの話に戻るよ)。

私は舞台に立つ「ある脇役」が好きでした。

ドラマや映画は(基本的に、群像劇でもない限り)主役のためにカットが割られて、脇役の物語は割愛されることが多いですよね(もちろん、すべてをひっくるめて必ずしもという訳ではないですが)。

けど、舞台においては主役脇役など関係なく一律で「舞台を出ハケ」するんですよね。登場回数の多寡はあれど、舞台に上がってアクションを起こして、流れを壊さずに壇上を去る。これって単純なことに見えて結構重要だと思ってて。

大掛かりな場面転換以外はカットを割らない(演出が多い)から、ドラマや映画より「各人の格差」みたいなものが少ないんですよね。(舞台すべてを一括りにするのは違うし、膨大な知識がある訳じゃないから、あくまでも私が今まで観たものではあるんだけど)カンパニー全員で公演を作ってる様子が分かるし、そして出演している誰もが主役に見えやすい

それが舞台らしい「セリフ」「演出」に繋がるがゆえに「舞台はわざとらしい。分かりにくくて苦手」っていう人もいるかとは思うんですけど。ひとり「好きな役者」を見つけると、舞台が好きになると思いますよ!

「好きな役者」が芸能界を辞めてしまった

そして、私が「好きな役者」は、あるジャニーズJr.でした。最近、おそらくジャニーズ事務所を退所してしまったのですが…。

「おそらく退所」というのも、ジャニーズ事務所に所属するタレントのなかでもジャニーズJr.は「○月○日に退所します」と事前に発表されず、会見や卒業セレモニーが用意される訳ではありません。各人によって多少順序は違えど、番組の収録から姿を消し、雑誌に載らなくなり、Web上からプロフィールが消え、ジャニーズショップから生写真が撤去されて「やっぱり辞めちゃったんだ…。」って実感するのです。

そう、私たちは、彼らが全ての仕事を終えた後にその事実を知るし(退所後にSNSを始めることもありますが)本人の口からは何も聞くことはできない場合も多いです。

私が好きな彼はテレビよりも舞台を中心に活動している人でした。舞台では大々的に主役を張ることはなかったけど、声が通って、演技が過剰じゃないのに気持ちがこもっていて、とにかくダンスがきれいで、舞台に立つことに誇りがあるように見える人。長期舞台で痩せていきつつもバックステージの辛さを感じさせない、凛とした美しさがありました。彼は私にとって常に「主役」で、舞台というものを好きにさせてくれた人だったんです。

こんな風にうざく語りだすような「好き」じゃなくてもちろんいいと思うのですが、皆さんもそんな人を見つけたら生活が、舞台を観に行くのが、楽しくなるかもしれませんよ!

アイドルって何だかんだやっぱり激POPじゃね???

f:id:KAI-YOU:20090303101514j:plain 金王八幡宮公式ホームページ より)

そして、あることにも気付きました。

改めて考えてみると、私は今までアイドルを「応援してきた」という気持ちは全くないんです。便宜上「ファンです」「応援してます」と他の人に説明はするものの、アイドル、特に彼には「応援してもらってる」気持ちが強かった。

舞台は私にとって神社で、私が好きな彼は神主さんみたいな気持ちです(変なこと言い出したぞ)。事あるごとに願掛けに行って、何かが成功するようにお祈りして、駄目な自分を正すために厄払いに行って、みたいな感覚でした(なんか本当よく分からないこと言ってるね私)。

ジャンルの越境=POP」を標榜するKAI-YOUにとってアイドルってやっぱりPOPで、これからも扱ってほしい存在だって改めて思ってます。アイドルは家族でも友だちでも彼氏でもない「特別な他人」っていう不思議な立ち位置にいるのです。 知り合いでもなんでもないのに、目の前で歌って踊って私に厄払いしてくれてる存在とかさ、アイドルまじで超POPじゃね?そうか「尊い」ってこういうときに使うのかって感じ!

KAI-YOUのみんなもこんな感じでアイドルのことや様々なものを考えてると思うので(いやこれは嘘かも)、これからもみんなが魂こもったアツい記事をお届けしてくれるかと思います。今後のKAI-YOUもお楽しみに

ではでは、これからもKAI-YOU.netと私を(!)よろしくお願いします。ななみんでした

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