『映像研には手を出すな!』がカッコいい。|KAI-YOU mini blog 2月17日
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『映像研には手を出すな!』がカッコいい。
こんにちわ、KAI-YOUのかたやまです!初ブログでなにを書いていいのかわからないので、とりあえず、好きな漫画の話をします。
最近ハマって次巻が楽しみすぎるのが、大童澄瞳さんの『映像研には手を出すな!』です。23歳という若き才能のデビュー作で、2017年1月12日に第1巻が発刊。なので、まだまだこれからな作品ですが、「それ町ロスを映像研で緩和している人たち」が多数出現しているという情報がツイッター上でチラホラとありまして、そのおもしろさがじわじわと広がっているようです。
ストーリーは、女子高生3人組がアニメ作りに奮闘するというシンプルなもの。ですが、むちゃくちゃおもしろいですし、何よりも、カッコいい漫画です。
(作品詳細『映像研には手を出すな!』 | ビッグコミックスピリッツ公式サイト -スピネット-より)
1巻で風車が回っているシーンがあるんですが、このシーンが本当にカッコいいんですよ。人生で初めて風車が回っていることに感動しました。ありますか?風車が回っていることに感動したことって。このシーンこそが『映像研』のおもしろさの真骨頂です。
何がおもしろいんだろうなーと考えたんですけど、まずコマ割りやキャラの表情がいいんだろうなと。『映像研』はセリフがなくても楽しめる漫画かもしれないと読んでてふと思いました。
そして『映像研』には、主人公たちが作ったアニメーションの世界がそのまま現実世界にも反映されるという不思議な設定がありまして、それによって風車が回るというなんでもない光景が大迫力の劇的なシーンに変わるんです。それは「最強の世界を作りたい!」という主人公の純粋な動機によって生まれたモノでもあって、そもそもが「風車のプロペラが回っているアニメーションを作れ」という指示だけで始めたこと。なのに、気がつけば、その風車が存在している世界観までも描いてしまうという過剰性は羨ましかったりカッコよかったりするわけです。主人公である3人ともそれぞれに欲望があり、その清々しい欲望に突き動かされて彼女たちがどこまで辿り着けるのか。
彼女たちの才能の片鱗が見え隠れした第1巻。今後、スゴいアニメを作ってくれそうだという期待ばかり高まる展開でした。
ちなみにこちらから試し読みができたりします。
アニメーションに限らず何か作品を作っているクリエイターや、そういうクリエイターが好きな方々は特にオススメです。もちろんそうじゃなくても楽しめると思うので、ぜひ興味が湧いたら読んでみてください。
とりあえず、僕は「それ町」でも読み始めてみようかと思っています(未読なので)。