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週刊KAI-YOU vol.1 〜天狗/ナイトメア/Recodeなどなど〜

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さて無事に連続起業エントリを終えて、これからは何を書こうかなと考えていました。
そこでふと思ったんです。日々いろいろとお仕事しているわけですが、どれも終わってから成果をお知らせするばかりで、告知しかしていない感じがしてしまうのをなんとかしたいな、と。さらに「こんなこと今進めていますよ」という情報もチラッとお見せしたい。

ということで、三日坊主な自分をいましめるべく、毎週火曜日に「週刊KAI-YOU」と称して、前の週までに起こったあれこれや、足を運んだイベント、その時々に動き出しているおもしろ企画情報などを、武田の個人的な視点から小出しにしていきたいと思います。

ちなみに大々的には告知しておりませんが、実は「月刊KAI-YOU」というメルマガもやっていまして、その月のKAI-YOUセレクトのイベント情報や、書籍情報、ちょっとした中の人の言葉などが載っております。よろしければぜひ下記リンクからご購読を!

http://kai-you.net/mailmag

先月はいろいろレポートすらできなかったイベントが多いので、初回の「週刊KAI-YOU」はちょっと盛りだくさんになります。特別に今回だけ2回にわけ、書いてみようと思います。



■天狗 A NIGHT!! @渋谷WOMB
5月はイベントが多かったのですが、これまでのKAI-YOUプレゼンツのイベントの中でも1番規模が大きかったのがこれ。直前にDOMMUNEのプレ企画なども加わり、盛り上げるべく全力を尽くしたのですが、当日になっても正直どれくらいのお客さんに来て頂けるのかビクビクしていました。
それがふたを開ければ、総来場者は810名を記録!
WOMBのスタッフさんもおどろくほどのスピードで来場者が増え、オープンから1時間も経たないうちに大混雑。「この時間でこの客入りは、記録的な数字ですよ!」という興奮に満ちた言葉も頂けました。一時は入場規制をかけるかというほどの盛り上がりでした。


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外国のお客さんにも天狗は人気

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渋谷への天狗の降臨を祝福するかのようなミラーボール

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メインスクリーンに映しだされた、金の天狗!


僕は関係者受付を担当していたので、その流れの速さはたぶん誰よりも体感していました。学生時代に同じくWOMBで、関係者受付のお手伝いをしたことがあったので余裕ぶっていたんですが、結局はずっとあたふたしながら始終ゲストリストをチェックしていました…!

イベントの企画・運営を仕事として行っていると、どうしても思ってしまうのが「お客さんとして自分たちのイベントを楽しみたい!」という気持ち。もうどうしても解消できないわけですが、せめて最後に少しだけでもフロアに出たいと思い、kzさんがプレイしているメインフロアに足を運べたのがパーティーも終盤。気づいたら完全に立場を忘れ、踊っていました笑。巨大スクリーンに移された天狗ロゴを横目に、「Tell Your World」の歌詞を口ずさみながら、外国の方と「ミク!天狗!クール!!」とハイタッチしたことと、沸き立つフロアで見たお客さんたちの満面の笑みを僕はたぶん忘れないだろうな、と思いながら朝の渋谷を後にしました。
後日、くわしいフォトレポートを行うので、そちらもぜひお楽しみに!



■「悪夢のどりかむ:A Nightmare Is A Dream Come True: Anime Expressionist Painting」展
そんな「天狗 A NIGHT!!」と同日開催ということで、コラボレーションさせていただいたのが、村上隆さんがスーパーフラット以来10年ぶりにキュレーションを担当された、通称「悪夢のどりかむ」展のオープニングレセプション。同展参加作家のJNTHEDさんに天狗にてVJをしていただき(素晴らしかったです!)、天狗出演のkzさんにレセプションでゲストDJをしていただくという瞬間トレード移籍的コラボレーションが実現しました。

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カイカイキキさんのFacebookページより。左からおぐちさん、NaBaBaさん、Mr.さん、JNTHEDさん、虎硬さん、司会・武田

さらに僕はイラストレーベル・百化を率いる虎硬さんとともに、レセプションの司会進行を担当しました。後半部のゲストには、ネットイラストレーターのレジェンド的存在であるTOKIYAさんにもご参加いただき、「今」のネットにおけるイラストと、アートの領域/関係について充実したお話が聞けたことと思います。それがご縁でいまTOKIYAさん他、素敵な皆さんといろいろ計画進んでいたりします……!!
さらに加えて、翌26日のニコ生番組の司会もやらせてもらうことに。よく「司会しゃべりすぎ」と言われてしまうことが多いので、最近では進行を最優先に考えながら動いています。しかし、この日のカイカイキキギャラリーには魔物が潜んでいました……しかも登壇者の中に……。出だしから参加作家であるNaBaBaさんの挙動がヘンだなとは思っていたんですが、途中から暗黒舞踏的なステップを踏みながら、自らの作品について熱弁するという最高にアツく謎なターンが生まれ、視聴者も現場スタッフからも笑いが絶えない伝説的な番組になりました笑!
……いやあ、にしても、巨大な作品に囲まれつつ踊るNaBaBaさんはすごかったです……。プレミアムユーザーの方はぜひタイムシフトでご覧になることをおすすめしますよ、マ ジ で!!

http://live.nicovideo.jp/watch/lv94280751

打ち上げでは、卑猥なオブジェが多数散見される六本木の中華料理屋さんへ。なぜか作家さん、スタッフの皆さんで激辛対決をするノリになり、辛いものがダメなぼくは意を決し激辛餃子を食べ、その結果死ぬんじゃないかってくらいの汗をかきつつ、ゲラゲラ笑っていた記憶があります。アツい夜でした。



■RE:Recode
怒涛の週末を飾ったのが、27日に2.5Dで企画させていただいた、弊社の運営するビジュアルネットレーベル「Recode」のイベント。こちらでも実はKAI-YOU史上初の試みがありました。というのは、これまで主催イベントの司会はずっと僕がやってきたのですが、今回はRecode担当の米村が抜擢されたのです!「されたのです!」なんて言いつつ、社内で検討したのですけれどね笑。

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僕はカメラマンとして会場入りしたのですが、前日までの疲労が効いており、ヘンにハイになっていたせいか余計な心配をすることなく話を聞けました。途中から会場のお客さんからの質疑応答が入ると、相乗効果的に壇上の議論にも熱と笑いが入りまじり、単純にとても盛り上がりました。

3日間ご一緒だった虎硬さんが笑いをとり、Houxo Queさんにはヴェンヤミンを引き合いに、コピーとオリジナルとアウラについてお話いただき、Recodeのアートディレクター・大楠さんがデジタルグラフィックの文脈を広げていく。中でも印象的だったのがスケブリさんが「(自分の作品には)意味なんてないんです」といたってノーマルなテンションでお話しされていたこと。そしてそれを会場のお客さんが、またノーマルに受け取っていたことです。ここには、2012年において「表現」することにまつわるテンションが、これまでの作り手のテンションとは異質なものである、という感覚がリアルに表出しているのでは……と感じました。


さてまだまだイベントがあった、先月末からの流れ。
続きは、今週末に更新したいと思いますよ!

とここで、1つおしらせ。

こんな感じで忙しくさせてもらっているところなのですが、さすがに人の手が足りなくなってきました……。
そこで、コーポレートサイト他では告知しているのですが、アルバイトスタッフの募集をはじめました。
どちらかと言えば、というか、むしろど真ん中ですぐにでも動ける方を探しています。7月から稼働できる、いや、それ以前でもいけるぜ! という強者の方がいらっしゃいましたら(そうでなくても大丈夫ですが)ぜひご連絡くださいませ!
皆さんの熱意あるご応募お待ちしております!


アルバイトスタッフ募集の詳細はこちらから!