読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

KAI-YOU BLOG

KAI-YOU inc.からのお知らせや、コラムなどの読み物コンテンツを掲載します

Suchmosは誰のものなのか そのブランドとマーケティング

KAI-YOU 代表副代表交換日記

この記事をシェア

代表・米村と副代表・新見の連載がスタート。ふたりが毎週火曜に週替りでブログを書いていきます!

代表/副代表が普段考えていること」「お互いが書いた記事への意見」「お互いに言いたいけど言いにくいこと」などなどが書かれていく予定(!)です。

Suchmosは誰のものなのか そのブランドとマーケティング

 わいがちゃんよねや(Twitter@TYonemura

こんにちわっす、わいがちゃんよねやです。今日から副代表のにいみなおとブログで記事を定期的に書いていくことになりました…。週1回で交代で書いていくそうです….。

今日はSuchmosについて書きます。Suchmosを知らない人はこのブログを読んでいないと思うので、詳しい説明は割愛するのですが、どうも個人的に彼らの(彼らの周りの)ブランド戦略である「若者/次世代の旗手」というパブリックイメージが、実際のマーケティング、客層と乖離しているような気がして仕方なりません。

つまり、彼らは若者/次世代の間で爆発的なムーヴメントを起こしているのではなく、実はおじさん受けが半端なく良くて、ここまで目立っているのではないか? ということです。はじめに言っておくと、僕はSuchmosが嫌いではありません。むしろ毎日「STAY TUNE」を口ずさんでいます(ぼくは30歳です)。

1. ホンダのCMでブレイクの意味

車のCMで人気に火がついたというのが、おおかたの音楽専門家たちの意見でありますが、車という商材的にも若者に向けたCMではなく30〜40代のナイスミドル層を狙ったものでしょう。

ホンダのCMでブレイクしたのであれば、必然的にナイスミドル層にブッ刺さってるということです。

2. そもそも音楽が懐古的じゃないか

彼らの音楽性ですが、よく「シティポップ」「ブラックミュージック」「ファンク」とかいろいろな難しい音楽ジャンルの名前が挙げられていますが、ぶっちゃけJamiroquaiです。

Jamiroquaiといえば、毎年フジロックに足を運ぶようなおじさん界隈が大好きなアーティストです(念のため書きますが、ぼくももちろん大好きですし、フジロックも行きたいです)。この曲に関していえば、MVのスタジオも似ていますね。

そう、音楽的にもおじさんほいほいなのです。ホンダのCMとも相性ぴったりなわけです。

3. 大学生とか高校生でSuchmosにハマってる人を知らない

僕は真面目な社会人のため、大学生や高校生と話す機会は稀有ですが、オフィス近くにあるラーメン屋tonariの店長が「大学生でSuchmosにハマってる人を見たことがない」と言っていました。

そのラーメン屋は、美人な女子大生がたくさんバイトしていることでも知られ、大学生マーケティングにはかなり信頼のおける店です。

また、最近KAI-YOUにジョインしてくれた高校生インターンのandyいわく「うちの高校でSuchmos知ってる人なんかいない」と断言していました。高校生のナマの声なので信用できます。

4. YouTubeのコメント欄がおじさんしかいない

YouTubeのコメント欄はそのアーティストにどのようなファンがついているのか非常にわかりやすい環境になっています。

例えば「STAY TUNE」のコメントは下記のようなものが多く目につきます。

久しぶりに大物が出てきた感

Suchmos動画でもっとも典型的なコメントがこれです。

既存のオリコンチャートがAKBとジャニーズで覆われている現状を憂い、嘆いているナイスミドルの自称音楽通にとって、Suchmosはわかりやすく「本格派」としてうつるのでしょう。音楽を聴いてまもない若者はそんなこと思いません。

こんなバンドが日本に現れてくれて、おじさんは嬉しい!

自らおじさんであるとアピールしていくスタイル。

よく言われるけどフライングキッズの浜崎氏に似てるね。三本線だけの話じゃないぞ(笑)。 声や歌い方、顔立ち。長身・細身。もしも「息子。離婚して母親の姓」と言われたって、信じちゃう。まあ違うんだろうけど。。。

大学生や高校生のユースたちが、FLYING KIDSを知っているでしょうか……?

車の中で流しながら「最先端のオレ!」ってドヤ顔しながら運転してるわww

いかにもおじさんっぽいコメントですが、その「若者に流行っている風なアーティスト=最先端」っぽさを味わえるところが良いのかもしれませんね。

5. 雑誌の表紙をたくさんやってすごい!=若者はそもそも雑誌みない

これはメディアの構造に大きな問題がある、というか社会全体の構造上仕方のないことなのですが、本当にユースの間で流行っているものを私たち=メディア側の人間が追うのはほぼ不可能であるということです。

そもそも雑誌の表紙はお金で買えるため、若者に人気、ということにはなりませんし、そもそも若者は雑誌を読みません。

なのでこれもおじさん向けのマーケティングの一環かと考察できます(雑誌の表紙=すごい なんて若者は思いません)。

若者に人気! という言葉に踊らされるおじさんたち

最近、ぼくのFacebookでもかなり「Suchmosのライブに行ってきた!」とか「行きたい!」とかいうおじさんが増えてきました。それはいいのですが、彼らに共通しているのが「若者に人気なものをちゃんと理解している俺すごい」という隠しきれない「俺すごい」力です。

ただ、Suchmosというバンドのここ最近のマーケティングは完全に「若者に人気なものをちゃんと理解している俺すごい」と言いたいおじさんをターゲットにしたものとなっており、「若者に人気なものをちゃんと理解している俺すごい」とFacebookで溢れ出るパッションを吐露しているおじさんの姿は本当に情けなくなってしまいます。

ヨンスも歌っています。「ブランド着てるやつ もうGood night」と(でもadidasはOK)。念のためもう一回言いますが、僕はSuchmosが嫌いじゃないです。

KAI-YOU Magazine

KAI-YOU Magazineは毎週月曜19時に配信!

KAI-YOU Magazineの登録はこちら

KAI-YOU SNS

友だち追加
広告を非表示にする