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▽1日でアイドルを40組観た▽ラジオが題材の小説『明るい夜に出かけて』▽セカイでなく世界に届いた『君の名は。』|KAI-YOU mini blog 9月30日|

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こんばんは! KAI-YOU.net編集部です。毎週金曜日に、各部署の社員が3人ずつミニブログをお届けします。

 

KAI-YOU.netでは取り上げきれなかったポップな出来事や、社員の最近気になるあんなことやこんなことなど盛りだくさんの内容となりますので、ぜひチェックよろしくお願いします

 

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コダック川口a.k.a.GUCHIKIN

Twitter@neriyoukanvz

 

9月25日は大型アイドルフェス「@JAM×ナタリー EXPO 2016」in幕張メッセに遊びに行ってきました。

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再入場不可だったこともあり朝11時過ぎから夜の20時近くまでずーっと会場にいましたが、ご飯・水分補給・トイレなど以外はほぼステージを見ていたようなアイドル天国状態

 

個人的ハイライトをずらっと書きます。

 

新潟のアイドル・RYUTistは短い持ち時間でより多くの曲を披露するためショートVer.のメドレー構成。そんな状況で、ご当地ゆるキャラの紹介を欠かさないというホットなロコドル精神。あと、2013年TIFのスマイルガーデンが伝説として語り継がれるフジファブリックのカバー「若者のすべて」も聴けてアガりました。

 

タワレコ新レーベル・PENGUIN DISCに参加したハコイリ♡ムスメは、パフォーマンスが上達していた印象。「レモネードキッス」「夏休みは終わらない」など名曲を披露。

 

個人的に1番の目玉だったカントリー・ガールズは通常エリアの最前で見られてふくらはぎが死にましたし、NegiccoアイドルネッサンスAISも優勝してたし、吉川友さんの「こんな私で良かったら」「歯をくいしばれっっ!」はありえん良さみが深かった……。

 

ほかにも、バニラビーンズは「ニコラ」が素敵だったし、志田サマー新井サマーは夏を取り戻していたし、Dorothy Little Happyの「デモサヨナラ」は2016年初秋においてもアンセムだったし、DJ KOOさんも登場したコラボステージは「survival dAnce」でノーノークライ・モアできました。アイドル全然飽きねぇ…(涙)!

 

以下はコダック川口的タイムテーブルです。

sora tob sakana
RYUTist(1回目)
バンドじゃないもん!
イケてるハーツ
ハコイリ♡ムスメ
Luce Twinkle Wink☆(トーク)
二丁ハロ(トーク)
バニラビーンズ
志田サマー新井サマー
むすびズム
エラバレシ
AIS
THEイナズマ戦隊
はちみつロケット
OnePixcel
じゅじゅ
超特急
東京女子流
ゆるめるモ!
ときめき宣伝部
PASSPO☆×ベイビーレイズJAPAN
つりビット×わーすた
Dorothy Little Happy×アイドルネッサンス×ミライスカート
DJ KOO×SUPER☆GiRLS×アップアップガールズ(仮)ほか
カントリー・ガールズ
Negicco
フィロソフィーのダン
RYUTist(2回目)
アイドルネッサンス
吉川友

 

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ねりまちゃん

Twitter@nerimarina

 

佐藤多佳子さんの新作『明るい夜に出かけて』。2016年3月に終わったラジオ番組「アルコ&ピースオールナイトニッポン」のリスナーを題材に書かれた青春小説です。

 

明るい夜に出かけて

明るい夜に出かけて

 

 

実際のアルピーANNの放送が、ドキュメンタリーと言ってよいほどこの小説の中で再びオンエアされます。学生時代から暇さえあればAMラジオを聞いており、今でも毎日TBSラジオのJUNKを中心に深夜ラジオを聞き、アルピーANNのリスナーでもあった私にとって、この小説は恥ずかしくなるほど自分のことが書かれていて……。もう、悶えながら読みました。


しかし、リスナー以外の人はこれを読んで理解できるのだろうか? と少々心配にもなりました。深夜ラジオのあの独特の「内輪感」を共有するのは、とても難しいことです。でも、この小説を読んでちょっと聞いてみようかな、と思ってくれる方がいれば嬉しいですね。


さて、2016年10月11日(火)より、パソコンやスマートフォンでラジオを聴けるサービス「ラジコ」が「タイムフリー聴取機能」「シェアラジオ」という取り組みを始めます。「タイムフリー聴取機能」は、放送後、1週間に限り、いつでも後から聴くことができる機能。「シェアラジオ」は、好きなラジオ番組の気に入った箇所(時点)をシェアボタンを押せばURLがシェアできるという機能なんだそう。


この機能を使ってガンガン「シェアラジオ」したいなと思っているので、私のTwitterもフォローお願いします!(@nerimarina

 

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わいがちゃんよねや

Twitter@TYonemura

 

こんにちは、前回は鬱ブログを書いてしまった米村です。


こないだ『君の名は。』について語る飲み会に誘われたのですが、行ったら飲み会というより取材でした(ハメられた)。こちらで記事読めます〜^^

 

http://mainichi.jp/sunday/articles/20160926/org/00m/200/001000d


この記事でも少し触れられていますが、僕は新海誠作品が嫌いでした。それが『君の名は。』で一気に評価を覆すわけですが……。


良かった点はたくさんありますが『時をかける少女』という先行作品に対する過剰なまでの挑戦意識とセルフオマージュを非常にうまく織り込み時をかける少女』に匹敵する、あるいはそれを超えた作品をつくりあげたことに、僕は涙しました。


2006年の夏以前、アニメ映画といえば一般的にみれば宮崎駿作品(あるいはジブリ)かクレヨンしんちゃん、ぎりぎりコナン君というムードだったと思います(金曜ロードショーで放送されるアニメ映画を思い浮かべれば大衆性の高い映画作品というのはわかると思います)。

 

その停滞しきったムードを、2006年夏に突如現れた細田守さんの『時をかける少女』が終わらせました。以降、何度目かのアニメブームが起こり、映画館でアニメ作品が非常に高い頻度で上映されるようになりましたが、時代の変節点になるような作品は生まれていませんでした。


結局はアニメにかつて見た可能性というのは幻想で、アニメもただのサブカルチャーでしかなかったのかと数年間絶望していましたが『時かけ』から10年を経た2016年に新たなマスターピースが生まれました。それが『君の名は。』です。


外側に届けるということ、セカイではなく世界に伝えるということ、それをこれまで最も嫌忌していたであろう(少なくとも過去作品からはそう感じました)新海誠監督の手から生まれたということが、本当に良かったし、それもある種の物語だなと思いました。