KAI-YOU BLOG

KAI-YOU inc.からのお知らせや、コラムなどの読み物コンテンツを掲載します

KAI-YOUは第3期、新たな布陣で生まれ変わります!

この記事をシェア

世界と遊ぶ文芸誌『界遊』の発行母体をもとに、KAI-YOU, LLC.(合同会社カイユウ)という形で会社を立ち上げてから、2年が経ちました。

まだ2年しか経っていないのか、あるいはもう2年も経ってしまったのか。そんなことはそれぞれの主観に委ねられるものですが、振り返ってみれば、僕にとってはその実両方が正しい実感としてあります。

まだ2年という実感。 それはこの2年間が、それまでの人生の2年間に比べて、とても多くの出来事が起こった濃密な時間であったという感覚です。それまで編集という仕事に携わっていた人間たちが、初めて会社を立ち上げ、事業を行なっていくというのは、誇張なしに慣れないことの連続でした。

創業メンバーが早々に離脱し、新見直、米村智水という2008年から一緒に雑誌を立ち上げた今の役員3名でなんとか奮闘してみるものの、なかなか思うように毎月売上が立てられず苦悩した第1期。

その反省を生かした第2期では、新しいメンバーが加わり、経営面ではある程度安定させることができました。その反面、会社を継続させていこうとするあまり、守りに入ってしまうような意識が生まれ、本来自分たちがこのKAI-YOUという会社を立ち上げて、世の中を変えたいと思っていた気持ちの核となる部分を、自ら見えにくくさせてしまった部分もありました。

もう2年という実感。 それは、そんな自分たちがこの会社でやりたい/やるべきだと感じていることがこの2年の間、なかなか実現できてこなかったこと。それに尽きます。

僕たちが心の底からこの会社で行なっていきたいと思っていること。それは、メディアやコンテンツを通して、この多様な価値観からなる社会が本来持っているポテンシャルを活かし、より多くの人が日々ワクワク暮らすことのできる、ポップな社会を実現させることです。そんな僕たちにとって、この2013年という年は、大きな変革期にあたります。

2013年3月15日。 「サイコーの日」なんて、すこしふざけたゴロあわせのもと、ポップポータルメディア「KAI-YOU.net」をリリースしました。 これは、法人化する約半年前、2011年2月に発行した『界遊005』以来となる、ジャンルを横断してポップを届けるメディアです。

リリース以来、想像を越えて多くの方に見て頂き、また様々なお問い合わせを頂いている「KAI-YOU.net」ですが、まだまだ理想からは程遠い形だというのが現状の認識です。そして僕たちは、多くのベンチャー企業がターニングポイントを迎えると言われているこの第3期、最短距離で理想を目指すために、社内の体制をよりアグレッシブな布陣へと変更する決断をいたしました。

これまで私、武田俊が代表を努めて参りましたが、これからはWebディレクターとして数々の業務を担当してきた、創業メンバーの米村智水が新たな代表として、KAI-YOUを引っ張って参ります。

立ち上げ当初は紙メディアを中心に業務を行なってきた僕たちですが、現在その主戦場をWebへと移しています。そしてWebの世界は、新しいサービスや技術革新が日々生まれている、スピーディでワクワクさせられる世界です。

そんな場所で、「KAI-YOU.net」を中心とした自社のサービスを充実させていくこと。それが今の僕たちにとって、1番重要なことなのです。そんな思いから、今回の組織変更と相成りました。

とはいえ、米村智水、新見直、武田俊という創業メンバーである役員を中心に、その他のスタッフともに全力を尽くすということは変わりません。

私自身のこれからの業務としては、経営的な業務に時間をかけたことで法人化以降少し距離を置いてしまっていた編集業務を再起動させ、「KAI-YOU.net」を中心に、様々なプロジェクトを社外の方と手をとりあって進めていくことを目指したいと思っています。

またありがたいことに、これまでよりご依頼頂いてまいりました、イベントへの登壇や講演、各種取材へのご対応は、引き続きお引き受けしたいと思っています。

これまでの2年間の実感。 それをこれからの2年、5年、10年、どう活かすことができるのか。それはこの新しい体制で僕たち自身が、どこまで攻撃的に自分たちのメディアを良いものへと研ぎ澄ますことができるかにかかっていると思います。末筆となりますが、どうぞこれまでとお変わりのない、ご指導、ご鞭撻、ご声援を頂けますと、大変ありがたく思っております。新たなKAI−YOUの今後に、どうかご期待ください。 POP is HERE!!!!!!!

武田俊