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KAI-YOU起業への道 〜設立、そして未来へ篇その2〜

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さてさて、なかなか終わりを見せない、KAI-YOUの起業エントリ。
今週も更新したいと思います。前回は、その会社設立についての事務作業について、体験をもとにフォローするようなエントリにしようと思って書き始めたんです。
が、その手前の会社形態で悩んだことを思い出してしまい、結果、株式会社と合同会社はどう違うのか、そもそも合同会社というのはどういう形態なのか、ということにしぼって書いてしました笑。

なので今回は、もっと実践的に、(過去記事URL)で用意したものをもとにどういう段取りで会社を作るのか書いていきたいと思います。
の前に、前提としてぼくらが会社を立ち上げる際にあった状況を書いておきます。

・専門知識ゼロ
・できるだけお金を使いたくない
・かといって手間もかけたくない
・登記予定登日予定日まで1週間しか時間がない

こんな状況でもしっかり会社として仕事ができているので、ほんとうに会社っていうのは誰でも作れるものなのだなあと思います笑。
もちろんもう少し余裕をもって進めるのがいいとは思うのですが。
その前に、これまでのエントリはぜひこちらから!

KAI-YOU起業への道 〜決意前夜篇その1〜
http://d.hatena.ne.jp/KAI-YOU/20110711
KAI-YOU起業への道 〜決意前夜篇その2〜
http://d.hatena.ne.jp/KAI-YOU/20111027/1318693329
KAI-YOU起業への道 〜起業準備篇その1〜
http://d.hatena.ne.jp/KAI-YOU/20111227/1318693329
KAI-YOU起業への道 〜起業準備篇その2〜
http://d.hatena.ne.jp/KAI-YOU/20120310/1318693329
KAI-YOU起業への道 〜設立、そして未来へ篇その2
http://d.hatena.ne.jp/KAI-YOU/20120403/1318693329



【会社の基本情報をまとめる】
会社の基本情報をまとめましょう。会社の登記簿=履歴事項全部証明書などに記載されるので、基本情報をあらかじめ決めて、まとめておくのがあとからラクになります。これらは設立届けをだすのに必要になります。

・社名、商号
・英文表記
・資本金
・出資金(現物出資があれば)
・事業年度(これにより決算月が決まる)
・本店所在地(オフィスの住所です)
・事業の目的(行う事業の内容です)
・社員(代表者、その他社員の名前、住所などの情報)


【定款をつくる】
まず定款を作ります。
前回エントリでもちらっと触れましたが、会社の基本情報とルールとなるのがこの定款です。内容によっては、万が一紛争などが起こった場合、会社法に先立って効力を持つケースもあるので、ここは慎重につくるのがよいと思います。変更登記に3万円(同一法務局管轄内)〜6万円(法務局管轄外)かかってしまうので、最初に固めておきたいですね。定款には文字通りぜったいに書かないといけない「絶対的記載事項」と、書くことによって効力を発揮する「相対的記載事項」、そして「任意的記載事項」という必要なければスルーしていい項目があります。上で用意した基本情報をもとに作成します。前者2つはミスがあると届出ができないのでそこもまた慎重に。
以下は合同会社の場合です。株式会社だと、これに株や取締役会についてのいろいろがくっつきます。

○絶対的記載事項
・商号(社名)
・事業内容
・本店所在地
・社員全員が有限責任社員であるという旨
・社員の氏名、住所
・社員の出資目的と、その価額

○相対的記載事項
業務執行社員の定め
・代表社員の定め
・社員の退社
合同会社の解散事由
合同会社の存続期間
・利益の配当 
など

○任意的記載事項
・事業年度
・公告の方法
・配当のしかた
・清算のしかた
など
→これらは書いても書かなくてもいいですが、面倒なことが起こったときのためにある程度定めたおいたほうがいいですね。

「うわ、やっぱりややこしい!」と思うかもしれませんが、「定款 フォーマット」でGoogle先生に相談すると、いろいろと用意があるようなので、気軽に先生に聞くのがいいと思います。


【電子定款を作成する】
株式会社の設立では苦労してつくった定款は、認証されなければ効力をもちません。公証役場というところで認証を受ける必要があるのですが、合同会社は必要ないんです。これは一手間かからない以上に、定款認証手数料の5万円が必要ないのでラッキーです! ただ紙で作った定款には、税法上、印紙税として4万円かかってしまいます。そこで電子定款という形式を利用します。そうすればタダ、です!
これには司法書士に電子署名をもらう必要があり、いろんな業者が請け負っていますので、安いものを利用するのがいいと思います。3000円〜10000円くらいの幅が多いようです。注意すべきは、法務局に持っていくときに、CDRなどに入れていくこと。ぼくは念のため出力したものも持って行きました。


【資本金の払込】
さていよいよ用意した資本金を払い込みます。ポイントは、入金ではなく振込みでないといけないこと。振込みの履歴が、資本金額の証明になります。また当然この時にはまだ法人ではないので、暫定的に個人の口座を利用することになります。新しく口座を作る必要はありません。ぼくらはすでに「KAI-YOU」という屋号で銀行口座を持っていたので、それを利用しました。また共同出資の場合は、代表者が出資金を集め、一括して振込むことになります。それなりに大金なので、けっこう振込むのに緊張しました……。


【法務局へ】
これまでに作成した資料や情報を書類にまとめ、法務局へ提出します。これは郵送でも対応可能だそうなのですが、ぼくはせっかくなので実際に出向きました。また法務局では設立の相談窓口などもあります。そこでいろいろ必要なものをあらかじめ聞いておくとより安心です。これはぼくも利用しました。

と、ここまで来て、用意しないといけない書類の多さにめまいがしてしまい、手っ取り早くできる方法はないかなと思ってしまいました。専門知識ゼロで全部、というのはやはりちょっと手間がかかりますね。もちろんそれを勉強しながら楽しんでやる時間の余裕があれば、ぼくもぜひそうしたかったのですが(好きなことについての勉強と、DIYっぽいことは意外と好きです)、わちゃわちゃ準備してしまっていたため、時間がない!
ということで、残念ですが、こういうサービスを利用してしまいました……(ステマじゃないです笑)。
合同会社ひとりでできるもん
http://www.alllotto.net/guide/llc/price.php

これを利用すれば、ガイドに従って情報を入力していくだけで、電子定款も必要な書類もすべてラクに作れます。情報入力が終わって定款に電子署名をしてもらったら、あとは提出書類を出力し捺印し、印鑑証明書などと一緒に法務局へ行くだけ! ってこれまで自分で調べてきたことがムダ……って一瞬思いましたが、理解しながらやるのと、ただ情報を入れていくだけでは全然違うのでこれはこれでよかったかな、と。こちらを使えば電子定款作成と書類作成が10,350円でできます。これに印紙代を合わせて、合同会社の設立がトータルで70,350円でできることになります。司法書士に全部まかせるよりはだいぶ安いし、自分で理解しながら進められるのがいいと思います(今後のためにも)。


ちなみに法務局へ書類提出後だいたい1週間で登記が完了し、晴れて会社になります。
というわけで、もろもろを終えて、2011年7月4日に合同会社カイユウ(KAI-YOU, LLC.)が誕生しました!!


ちなみにこのあとにも、銀行やら税務上のあれこれやらでやる必要のあることがあります。特にぼくはそのあたりで、あまり相談できる人もいなかったため、時間がかかってしまいました。
次回は会社立ち上げ後に、必要になるもの・作業を解説しつつ、KAI-YOUが今後どんなビジョンを持って仕事をしていくのか書いてみたいと思います。こんどこその最終回、どうぞよろしくおねがいします!

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