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KAI-YOU BLOG

KAI-YOU inc.からのお知らせや、コラムなどの読み物コンテンツを掲載します

週刊KAI-YOUvol.20|ゲームと小説の間|

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■「成長と感情とストーリーと」@B&B
フリー編集者の仲俣暁生さんと、小説とゲームを中心にコンテンツとメディアの未来について語るイベント「成長と感情とストーリーと」、無事終了いたしました! 先週行った「電書カプセルNight!」と同じく直前での告知となってしまったので不安だったのですが、フタを開けてみたらほぼ満席のお客さまに来て頂けました。

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▲写真撮影者は、編集者・江口晋太郎さん。

実は仲俣さんとは、KAI-YOUの母体になっている雑誌『界遊』(毎度まぎらわしく申し訳ありません……)を創刊した08年に、その創刊号の巻頭の対談の企画にご登場いただいてから、先輩編集者としてアドバイスを頂いたりしていたのでグッとくるものがありました。

さてこの日のイベント、タイトルだけ見ると抽象的で分かりにくい部分もありますが、僕がこのテーマで話したいと思っていたのは、単純化してしまうと小説はどうしたらゲームその他のインタラクティブなコンテンツに負けないで闘えるのか、ということです。

それはある実感に伴っています。

というのも僕自身しばらくゲームから遠ざかっていたのですが、たしか今年の初めあたりにtorne導入のためにだいぶ遅れてPS3を購入したんです。するとどうしてもこれまでプレイしてみたかったタイトルに手が伸びるわけですよ。そこで改めてゲーム(ハード/ソフトともに)の進化と、没入度の高さにおどろきました。また一方、スマートフォンのアプリケーションストアでは、間の時間を手軽に潰せるゲームアプリがたくさんリリースされています。さらにはソーシャルゲームゲーミフィケーションなどが社会的/ビジネス的に話題になっている状態で、世の中がここにきてゲームに包まれているような印象があります。

それぞれの特性はもちろんありますが、コンシューマタイトルのもたらす没入感(さらなる高解像度/オープンワールド/オンライン対戦)や、アプリケーションの手軽さ(購入とプレイコストの低減)、あるいはソーシャルゲームの離れがたさ(ソーシャル性/射幸性)みたいなものは多分に今日のテクノロジーあってこそのもので、入れ物としてのメディアとともにゲームというコンテンツは発展してきたんだなあと、身を持って感じました。

ゲームだけならまだしも、他にもこれだけ様々なエンタメコンテンツが多様化している状況で、一体小説はどう立ち向かえるのか、というのは本好きでありつつゲームも好きな自分にとっては気になるところで、それをぜひ話したいと思っていたのです。

個人的には鍵は「成長」にあると思っています。

ゲームというインタラクションを魅力的にしているのは、プレイすることでその世界の「設定」に順応し、技術を会得することで「強く」なれる部分だと思っています。もっともゲームで身につけた「強さ」に単純な実用性があれば一番いいのかもしれませんが、まだゲームをプレイしているだけで現実の世界で暮らしていけるというところまでは到達していません。ただ重要なのは、「成長」によって「強さ」を身につけられたという充実感だと思うんです。それが小説の場合、ゲームに比べるとどうしても希薄になってしまっているんじゃないか、という気がするんです。

なんてイメージをもとにみっちり2時間お話させて頂きました。この問題については、継続的に考えていく必要があるなと思っているので、今回だけに留まらずまた何かアプローチの形を見つけたいと思っています。


■武田が最近気になったもの/こと
なんだかブログを書く=告知をする、みたいなよくない循環が生まれている気がします(ごめんなさい……!)。そこで、1週間の中で気になったものを簡単に紹介するコーナーを定例化したいなと思います。

今回気になったのは17日(月)にリリースされた「Youtube Capture」。これはiOSに対応した、Youtubeへの動画を簡単にアップロードできるアプリケーションです。

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iPhoneで撮影した動画をPCに取り込んで、YouTubeにアップすることはもちろんこれまでもできたわけで、その工程を省いただけのものにも思えますが、動画を写真みたいに他人と共有して楽しむことがしやすくなるのは大きいかもしれません。試しに都電荒川線を撮ってみましたが、なかなかいい感じ。


▲プリセットされている音源をBGMとして挿入することもできます。これは「Hip Hop」らしいです(笑)。

飲み会が写真でさらされる恐怖はすでにありましたが、これからは動画でさらされるかも……。忘年会がまた違った盛り上がり方をしそうですね……!!

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