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「震災後を語るー擬似的戦後の思想/文学」にご参加いただき、ありがとうございました!

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改めまして、10月29日に2.5Dにて大塚英志さん、橋爪大三郎さんをお招きし開催いたしましたイベント、「震災後を語るー擬似的戦後の思想/文学」にご来場頂いたみなさま、ご視聴頂いたみなさま、本当にありがとうございました!!

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当日は、事前にこちらで設定したテーマを越えて、焼け跡から始まった日本の戦後民主主義についてや、大日本帝国憲法日本国憲法それぞれのあり方、理想的な憲法像と行政のあり方など幅広い話題を時に白熱した議論を交えながら、お話いただきました。テーマがテーマだけに、お二方ともどう誠実に言葉を交わし合うかという点に注力されているようで、それが横で司会をしていたぼくにはビリビリ肌で感じられました。
一時は声のトーンが上がってしまうほどに、ぶつかり合ったお二人の議論から、Ust上で会場の空気を心配するようなツイートも見受けられましたが、終盤は特に充実したお話を伺うことができたように思います。

それは震災以降、如何に人々が公共について考え、社会に参加すべきなのかという部分です。

お二方それぞれのご専門である、社会学や民俗学の方法論や先行例をひもときながら、じっくりと公=publicというものと、その役割をイマどう想定するかという点に時間を使っていただいたように思います。
橋爪さんは「『public』ということは、複数の家族を含むことであり、一つの家族を越えていくということ」と定義され、そこで共有される言葉を懸命に模索することが、社会を意識し個人が責任をもってそこに参画する意志を作り出せる、といったことをお話されていました。
それに付け加えるかのように、大塚さんは頻発する「反原発デモ」についての違和感を表明されながらも、デモ参加者がそれぞれ感じたであろう「嫌だ」という自分を起点とした感情の先に、どう世の中があるかという点を参加者自身が想像できるなら、公的なものについて考えられるという部分においてムダにはならない、とおっしゃいました。

3時間というトークオンリーとしては異例の長さのイベントでしたが、個人的にはあっという間でもっとお話を聞きたかった部分もありました。何より持ち帰るものが大きかったです。震災に対して、どう向き合うべきか。どうやっても当事者として何かをする、ということに戸惑いとためらいを感じてしまう被災地以外に暮らす人々にとって、何を考え行動すべきかということを、今一度考えるきっかけとなるお話でした。


今回はこのような形でじっくり3時間トークをお届けしました。今回に限らず毎月2.5Dではカルチャーを中心に、様々なジャンルのゲストをお招きしてのトーク主体のイベントを行なっております。ぜひ今後ともご注目を!近く次回イベントのエントリを公開いたします!

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