「隅々まで覇権」なアニメを生んだ2007年から10周年|KAI-YOU mini blog 2月24日
こんばんは。KAI-YOU.net編集部です。毎週金曜日に、各部署の社員がミニブログをお届けします。
テーマは「KAI-YOU.netでは取り上げきれなかったポップな出来事」「最近気になるあんなことやこんなこと」など。ぜひチェックよろしくお願いします!
#2007年10周年
こんばんわ。開発部デザイナーのCKSです。普段はデザイナーとして、KAI-YOUではPOPなコンテンツを打ち出す為、いろいろなものを制作しています。
— CKS (@_C_K_S_) 2017年2月13日
みなさん今年は #2007年10周年 です。あの輝かしい2007年から10周年・・・みなさんどのように感じられますでしょうか。
2007年について
なんでこんなに2007年に耽っているかというと、2007年はアニメがめちゃくちゃにやばかった一つの極大点の年だからです。とりあえず記録を見てみましょう。wikipediaです。wikipediaはアニメを年代ごとにタイトルだけでざっくり振り返るのに意外と便利です。
ご覧になられましたでしょうか。
隅々まで覇権かよ。
なにこれおかしくないですか?いくつもあるメジャーどころの偉大なタイトルは仰ぎ見るほど巨大すぎるし、マイナーなところでさえ余すことなく、今では毎季の覇権タイトルとしてノミネートされるであろうのタイトル達の傑作大行進です。
全部、もしくはほとんど見たことある!という方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。社内でもそんな声を聞きました。
極大点
(画像はAmazonより)
先程極大点と申し上げました。というのも、2007年以前には色々事件や動きがあってその結果として世間にオタクコンテンツが認知されはじめ、2007年に煮詰まりこのような濃い年となっているからです。2007年までにどんなことが起きてるか。ここでは詳しく取り上げませんが、わかりやすいエンタメ・事件どころをちょろっと抑え気味に思い返してみると、2005年に電車男が放映されてオタクが広く注目されるようになったりアキバの人だと偏見を持たれたり、2006年にはハルヒが放送されニコニコのサービス開始、2007年でpixiv開始・らき☆すたで町おこしされたり・・・2007年以降のオタク文化の常識的な色々はココらへんでたくさん起こりました。アニメに限りませんね!
2007年以降は世間がオタクという文化に段々と慣れ始め、徐々に落ち着きを見せていったように思います。一般人のインターネット進出も時期が被っていて、これも強く関連しているように思います。2chってなんなの?ってめっちゃ聞かれた。ググレカスもココらへんで出世した単語だった。
2007年に囚われる
そんな時期の2007年。ぼくは、アニメばかり見てコミケやコミティアに通ういたいけな中学生として過ごし、完全にオタクとして費やしました。めっちゃアイマスやってた。雪歩ちゃんと出勤して欲しい。
最近社内で2007年のヤバさが時々話題になります。2007年を中学生という黄金期に過ごしたぼくは、そんなとき仕事をしつつキーボードを叩きながらも喃語を発声することしかできなくなり、2007年から戻ってこれなくなりがちです。頭の中で走馬灯のように駆け巡るアニメカット群。すべてが名作です・・・あぁ2007年・・・あぁ・・・つかさ・・・(らき☆すた)。
10年経って
振り返りつつ2017年現代に戻ってくると、早い速いと思ってた10年間もそれなりにちゃんと濃かったんだと安心します。宮﨑駿引退してるんだもんな〜・・・同時に2007年の輝かしさを再実感する(※宮﨑駿監督はその後引退宣言を撤回)。
振り返ってみたところ、2007年が極大点っぽいということはなんとなく察して頂けたと思います。
2007年は、アニメというジャンルに関わらず、またジェネレーションという枠にも囚われず、オタクの間では一晩通して徹底討論できる恰好の議題です。みなさんもぜひ今年のこの10周年を機に2007年を出発点にして振り返ってみてください。面白い感慨があったらぜひ #2007年10周年 でpostしてください。個人的に見に行きます。